2017年11月12日 (日)
インプラントの治療に際して歯医者がいつも気にすることの一つに患者さんの骨があります。骨粗鬆症や歯周病などの病気が起こると骨がもろくなってしまったり、骨が少なくなってしまうので、実はインプラント治療ができないケースがあるのです。しかし、インプラントというのは非常に優れた治療技術で、歯を失ってしまった方にとって非常に魅力のある治療手段です。このため患者さんの骨を再生するGBRという治療が必要になる事もあります。
GBRは骨を再生させる治療で、インプラントの周囲の骨を再生しインプラントを埋め込むのに十分な量の骨を確保する治療です。インプラントを埋め込む予定の場所や埋め込んだ後のインプラントの周囲に自分の骨を移植してきたり、骨に置き換わる材料を埋め込んだ後に専用の膜で覆うことで骨の再生を促していきます。この治療法はインプラントを埋め込んだ後にも効果があるので、骨が減少してしまい、インプラントを取り除く必要が出てきてしまった患者さんにとって非常に重要な治療手段となっています。
骨が少なくなってしまうのは誰にでも起こりうることです。患者さまの中には歯周病や老化が原因で骨に異常が出てきてしまった方もいると思うので、一度しっかりと治療を進めることが大切です。骨があるだけでインプラントや入れ歯の治療に役立つので、骨を再生させ、しっかりと噛み心地の良い治療を行いましょう。
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