2017年12月27日 (水)
皆さんはインプラントの治療でどのような麻酔を利用するかご存知でしょうか。インプラントの治療は日帰りでできるものですが、手術の一種です。このため、しっかりと治療を進めるためには麻酔を十分に活用することが重要です。
インプラントの治療ではまず局所麻酔を用いることが一般的です。局所麻酔薬は注射によってキシロカインという薬を歯茎に投与し、顎の骨の周囲の歯茎に麻酔をかけます。このような方法でも痛みが十分に除去できない場合には伝達麻酔という方法を利用して治療を行います。伝達麻酔では顎の筋肉と筋肉の間にある下歯槽神経という神経の根元を麻酔する方法で、神経の周囲に麻酔薬を流し込み、神経の根元から麻酔をかけていきます。このような麻酔は痛みを除去する治療法なので、感情まではコントロールすることができません。このため、不安感が強くて手術に困難を抱えている方は静脈内鎮静法という点滴による麻酔法を利用することがあります。眠くなるような薬を全身に作用させる事でウトウトと眠りながら治療を行えるので非常に患者さんの負担が軽くなります。
麻酔について不安がある方は是非一度歯医者に相談するように心がけましょう。しっかりと治療の内容がわかると治療の不安が解消されます。困ったことがあるときにはすぐに疑問を解消するように心がけましょう。
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